夏の盆近くになると思い出される出来事があるんですよね。まぁ夏になると誰でも一度は経験したと思いますよ。車とかで心霊スポットなどを探索した経験とかね。
それで不覚にも、貰ってしまった時の話をさせて頂きます。あれは盆の最中やったと思う。まぁ暇つぶしに車でブラブラしてました。友達と二人で心霊スポット巡り行こうて話しになりました。
盆て言うのも、もちろん承知でね。色々な出ると噂のポイントの高い場所に行きました。六甲山とか、神戸の心霊スポットとか墓場とかも行きました。ぶちゃげ霊感高いわけでもないので、当然ながら霊なんか見えません。ただヤバい気配がすることが分かるぐらいかな。
だからこそ、何ヶ所か危険な雰囲気を感じた事がありましたが、家に帰る頃には普通に何事もなく帰路に着きました。更に心霊スポット巡りした事すら忘れていました。
それからしばらくして、会社の寮に住む友達らと遊びに行った時、俺の車にも一人乗せたのですが、急に頭が痛い、体がだるいと言い出しました。仕方がないので安全の為、引き返す事にしました。
会社の寮前まで着くと、具合が悪くなった同僚を心配して来てくれた女性が、俺に一言、「ここ最近どこかに行きましたか?」と尋ねてきた。
(-ω-;)「うーんそう言えば、昨日、心霊スポット巡りした。」そう答えると、納得した顔付きで、少し考えながら話し始めた。
その女性が言うには、要約するとこうだ。俺が車に乗せた人はかなり霊感が強くかなり霊の影響を受けるタイプでいわゆる見える人なのだそうだ。俺の車ん中には、白い着物を来た顔から血流している女の霊が後部座席にずっと居座っていたそうだ。
俺にその話をしてくれた女性も霊感持ちらしく、かなりヤバい奴で命の危険性もあるからと、御守りを渡してくれた。
まぁ取りあえず、その時は、後味の悪い話やったし、凹んで家に帰ったんだが、、なんか気分が悪かったし、霊なんかおるんかい?あの人らもおかしいんちゃうの?ふん馬鹿馬鹿しい、、このような気持ちが勝ってしまい、御守りにまで八つ当たりして、、更にゴミ箱、ポイ、、、(-ω-;)(ドラマで言うところのガチ、死亡フラグを立てていました。しかし、しかし、この時の俺にはこの後の結末を知る由もない。)
それから数日後、もうそういう事を忘れていたのかもしれない夜の事、車にもビビらずに普通に走っていた時、「おい、兄ちゃん、タイヤやばい事になってるで」と注意され降りてみるとタイヤがいつの間にかナイフでえぐられたみたいになってパンクしていた。これは後で分かったんだが、警告だったらしい。取りに頂きますよ。て事な、、
ただまだ気付かなかった。二日後、普通に信号待ちで止まっている俺の車に、物凄い勢いで追突。。更に三日後、またしても俺目がけて車来てかわしたら、後ろで事故、更に四日後正面衝突ギリギリの事故なりかけ、この時は一歩間違えれば重体レベルの大事故、相手めちゃくちゃ飛ばしてて、三センチずれてて耐えた感じだった。
流石に気付け俺て感じだった。。。
それから五日後、決定的な事が起こった。友達の家の近くに車を停めていたら、勝手に動きだして、電柱目がけて後ろから突っ込んで、バンパーが大きな電柱跡をつけた。
幸い周りにケガ人もなく、車のスピードも出てなかったみたいで、被害も車だけにとどまった。しかしながらここに至って、事の重大さに気付かされたのだった。
その道の専門家に相談すると、こう言う解釈だったと思います。まず命奪う宣言、いわゆる呪いですね。そうして2日、3日、と呪いを強力にして最後に呪殺を完成させると言うたちの悪い霊だったみたいでした。
しかしこんな死亡フラグ立ってた割には、俺、無傷だったんだが、、、それについては、強力な者に守られていて、何度も助けられていたらしい。まぁ相手もそれが分かってたから、こういう呪殺の方法を選んだのかもしれない。
お祓いして、車は廃車になってしまったが、やむを得ない所だ。
しかしあのまま、車に乗り続けていたら何日目に死ぬ予定だったんだろうな。知らなくても良い事もあるだろうが、、、